6月2日(土) 曇
牛久自然観察の森へ行ってきました。
午後から雨の予報でしたが、1日中天気は曇の空模様のまま雨にならずにすみました。
観察の森は、古くからの里山の集落に隣接し、周囲の風景と調和しています。
敷地面積は約21haで、その植生の大半は用材林として植えられたスギ・ヒノキの
二次林が占め、残りは雑木林、草はら、新たに池や流れが造成されています。
ゲートを入ると、バッタの原が広がっています。
バッタの原の左手に日時計が設置されています。
広い雑木林を歩いてみれば、少しは鳥の姿を見ることができるかなと思い訪ねてみました。
フクロウは5月中旬に2羽無事に巣立ったようです。
森の中の野草も、咲いている花も少なく要所要所に置かれた園長の手書きの
スケッチの解説に魅せられ、植物の名前を確認しながら撮影をしてきました。
駐車場から続くコジュケイの林では、薊が鮮やかに咲いていました。
ヒグラシの林ではマンリョウが赤い実を付けています。
葉の真ん中あたりに花をつける花筏は 花が終わり実をつけていました。
白い小花を多数付けているガマズミは少し盛りを過ぎているようです。
林内のあちらこちらに咲いています。
鶯神楽の実が赤く熟しています。
鶯が鳴きはじめる頃に、淡いピンク色の漏斗状のきれいな花をつけます。
観察舎のベンチの脇に甘茶が咲いています。
葉に甘味の成分が含まれ、この葉を乾燥・発酵させると、「甘茶」ができます。
野ウサギの丘の入り口に大きな苗代茱萸が赤い実をたくさんつけていました。
秋に花が咲いて、翌春に実がなるという変わった茱萸です。イネの苗代を作る頃に
実ができることから、この名前になったのでしょうか?
コブナの流れに睡蓮が咲いています。
紅葉苺が黄色い実をつけています。葉がもみじに似ています。
ヘビイチゴが黄色い花と、粒粒の赤い果実をつけています。
ゴマダラチョウがひらひら舞っています、ようやくヤブカラシに止まってくれました。